わたしの住んでいる葛木自治会主催の『慰霊祭』と『供養盆おどり大会』がありました。去年まではコロナ禍で中止でした。久しぶりの開催です。
慰霊祭の会場は、供養盆おどり大会が開かれる櫓(やぐら)の建てられたゲートボール場です。踊りの30分前、今年初盆を迎えた遺族が位牌を持ち寄り、和尚さんにお経をあげてもらいます。わたしもご遺族と一緒にお焼香をさせていただきました。
焼香のあとは和尚さんのお話です。以下、わたしなりに解釈した要旨です。
「今年も多くの御霊をお見送りさせていただきましたが、こうしてお盆に返ってくる場所があるというのは、かけがえのないことだと思います。どこに行っても、帰ってくる場所があれば『安心』が生まれます」
和尚さんは、御霊になぞらえながら『生きている人にとっても』とおっしゃっているのではないかと思いました。
(としひさ)