ある日の議会事務局での1コマです。昼休み、事務局の職員さん2~3人と雑談をしていました。
話題は、職員の異動から、回り回って高校生の就活へ。「高校生が面接部屋に入るとき、ノックは4回が正式で、2回はトイレらしいよ」と、以前に仕入れた知識をひけらかして、ドヤ顔をしていました。すると、「日本では3回って聞きましたけど‥」と職員さん。「エッ」とわたし。いい加減なことをいう職員さんではありません。『もしかして、本当の本当は3回』という考えが頭をよぎりました。『もしかして、3回の記憶が4回にすり替わった?』とも思いましたが、あまり間を置かず、「おかしいなあ、4回と思ってたんだけどなぁ、3回だったかなぁ」と、無理やり笑顔をつくりながらその場を去りました。後日検索してみました。
わたしの検索では、『面接の場合、3回と4回、どちらも正解。世界標準マナー(プロトコール・マナー*1)によると、正式な場でのノックは4回とされているが、日本では3回が一般的』という結論になりました。また、『世界標準マナーによると、3回は家族や友達、恋人など親しい人がいる部屋に入るとき。2回は世界標準マナーでも日本でもトイレが空いているか確認するとき』となりました。
(としひさ)
(*1) 世界標準マナー(プロトコール・マナー): プロトコールは、「国際儀礼」あるいは「世界標準公式マナー」と訳されます。もとは国家元首同士の会談などでの公的な儀礼を指す言葉ですが、最近では、国際的なマナーやエチケットの総称としても用いられるようになりました。世界中の人々が文化や宗教の違いを超えてスムーズに交流できるように定められた、いわば世界共通のルールです。(一般社団法人 日本プロトコール・マナー協会HPより)