『教師になり、良かったことは「子どもの成長・変化」が6割超』という記事が目に留まりました。
わたしの両親が、それぞれ小・中学校の教師だったこともあり、『教師』という言葉・漢字によく目がいきます。それにしても6割は少し低い数字かなと思いました。
調査の対象は教職経験6年以下の小・中学校の教員でした。もし、自分の子どもたちが小・中学生のころ、「親になって良かったこと」と聞かれたら、「子どもの成長を感じることができること」と答えたと思います。教師と親では、子どもに対する思いの方向が違うのかなと思いました。
両親を見ていて、教師は素晴らしい職業だと思います。ただ、教師になろうと思ったことはありません。大学受験の時、1校だけ教育学部を受験しました。他の学部が全部落ち、教育学部しか合格していなかったら教師の道を選んでいたかもしれません。社会人になってからオジやオバに、「なぜ教師にならなかったのか」よく聞かれました。答えは1つ、「教師は、わたしにとってこわい職業だから」です。
何がこわいのか?小・中学生のころの経験から、『教師の何気ない一言が、子どもの人生を大きく、または小さく左右することがある』と思っています。「教師のかかわり」が直接人生を左右することにこわさを感じています。だからこそ教師はやりがいがあるという人もいると思います。わたしは自分に自信が無かったのだと思います。
時間がある時、小・中学生と教師との関係を改めて客観的に考えてみたいと思います。自分が教師になりたいと思うか?思わないか?自分自身に問いかけてみたいと思います。教師をこわい職業と思うか?思わないか?自分の内面を掘り下げてみようと思います。
いま、自分は自分に自信を持っているか?いないか?検証してみたいと思います。
(としひさ)