陳情と請願

としひさより

『陳情』は、大分市に対して意見や要望をする1つの方法です。12月議会(令和6年第4回定例会)で、わたしが委員長を務める建設常任委員会にも2件の陳情が出されてきました。議長あてに文書で出していただきますが、形式があるわけではありません。
ただ、請願(1)と違い、陳情には法律上の規定がありません。そのため、議会によっては陳情書を議員に回覧するのみ、あるいは委員会で審査するのみで本会議では議題としないケースなどがあります。
大分市議会では、請願と同じように『委員会で審査したのち、本会議において全議員で採決』しています。 さらに大分市議会では、陳情を「市民からの政策提言」と受け止め、陳情者や請願者の意見を聞く機会を設けるように努めています。
(としひさ)
(1)請願: 請願とは、日本国憲法で保障されている国民の基本的権利で、国や地方公共団体に対して要望や意見を述べる権利です(請願権)。陳情と請願の大きな違いは2つです。1つは先ほど述べたように、陳情には法律上の規定がないため、各議会で取り扱いが違う場合があります。もう1つは、陳情には紹介議員はいりませんが、請願には紹介議員が必要です。

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