きょうは考案日(提出議案に対する勉強会)でした。
提出議案の中で、市民生活に重要な影響を与える政策、計画、施策、事業等(重要な政策等)を含む議案については、執行部が何を説明するのか、説明を受ける内容をあらかじめ決めています。
私が議長をしていた2009年から運用を開始した『大分市議会基本条例』を施行する中で、議会と当時の釘宮市長との間で、説明内容について取り決めを行いました。この取り決めは、議会がより多くの情報を得るための一つの手段です。
市長等の事務執行を監視し評価することは、議会の大事な役割です。しかし、多くの正規職員(現在3,369人)を擁する市長と議会とでは、保有する情報量に格段の差があります。議会は、市長から十分な情報を得られなければ、十分な審議をすることは難しいと考えました。そこで、まず、入り口となる当初説明の情報量を増やすことから始めました。
議会基本条例第8条『議会は、市長から市民生活に重要な影響を与える政策、計画、施策、事業等(重要な政策等)を含む議案が提案されたときは、次に掲げる事項の説明を求めるものとする』として、(1)重要な政策等を必要とする背景、から(6)将来にわたる効果および費用、までを規定しています。
市民生活に重要な影響を与える政策、計画、施策、事業等(重要な政策等)を含む議案とは、
(1) 水道使用量、下水道使用料、介護保険料及び国民健康保険税の額の改定に関する条例
(2) 公の施設の設置または公の施設の廃止に関する条例
(3) 新たに条例を制定する場合
と定義しました。
昨日本会議終了後、取り敢えず『入り口の説明』を受けました。これから委員会審査が終了する25日まで、様々な質問、意見、要望、そして提言を行っていくこととなります。
(としひさ)