補正予算の追加提案(12月議会)

としひさより

12月補正予算が市長から追加提案されてきました。わたしの記憶では、予算の追加提案は過去に1度あったきりです。

予算は、議会開会日の1週間前に開かれる議会運営委員会(1週間前議運)での提案が原則です。通常であれば、議会開会中の予算の追加提案はあり得ません。今回は、国の第2次補正予算が12月2日に成立したことを受け、追加提案されてきました。

【追加提案された事業とその予算額】
・大在水資源再生センター改築事業 3億2,000万円
・雨水管・汚水管の敷設(ふせつ)事業 2億7,000万円

通常であれば来年3月議会の1週間前議運で提案されます。追加提案された理由について、本会議(議場で開かれる会議)で説明がありました。「早期に着手する必要があるから」という説明でした。なぜ、早期に着手する必要があるのか? なぜ、通常通り、3月の1週間前議運まで提案を待てなかったのか? わかりませんでした。

追加提案された案件についてもその場で審議はせず、後日、委員会での審議となります。わたしは審議する委員会とは別の委員会に所属しています。時間が重なるので他の委員会の審議に加われません。本会議終了後、『なぜ、早急に着手する必要があるのか』、直接担当課に聞きにいきました。

『なぜ、早急に着手する必要があるのか』回答要旨
【大在水資源再生センター改築事業】
対象地区は人口が急増している地区。人口増に伴い、家庭からの排水量も増加。水資源再生センターで処理できる流量(りゅうりょう)を早急に増やす必要がある。
【雨水管・汚水管の敷設(ふせつ)事業】
雨水管の敷設について、対象となる地区は、雨水の浸水被害の恐れがある地区。汚水管の敷設については、雨水の流れ込みにより汚水が自然環境に流れ出る恐れがある地区。3月議会では来年度中の完成が見込めない。早急に着手したい。

追加提案された予算総額5億9,000万円のうち、5億7,700万円は国からの補助金です。大分市の手出しは1,300万円です。「流量を増やす必要性」と「浸水被害」と「環境汚染」については、裏付け資料を取らないといけませんが、追加提案を否決するまでの理由はないと判断しました。
(としひさ)

*お詫び:昨日の投稿時、大分市の手出し額を1,200万円と誤入力いたしました。正しくは1,300万円です。訂正しおわび申し上げます。(12月8日付けで訂正いたしました)

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