視察対応

としひさより

大分市議会は、議員の任期4年を前期2年と後期2年に分け、前期と後期で委員会などの入れ替えをしています。『2年より4年続けた方が専門性は増す』という考え方もあります。『大分市議会の基本的考え方は、市議会議員は、まず市政全般について知らなければならない。期を重ねるごとに専門性は増していく』と理解しています。会派・個人の考え方・都合で4年間同じ委員会を通す人もいます。入れ替えはシステムとして採用しているもので、再任を妨げているわけではありません。

活性化推進会議の後期最初の会議を開きました。議題の主なものは、前期からの引継ぎ事項の確認と、後期の活動方針とりあえずの決定です。活動方針は、後期2年間の任期のあいだに足したり引いたり変更したりしようと思っています。臨機応変に対応できる柔軟な組織にしたいと考えています。

会議の中で1つ新たな提案をしました。『視察対応の充実』です。充実とは何か?具体的に説明しました。
「大分市議会の制度・取組等を先進的とし、視察に来てくれる議会があります。議会のパターンが3つに分かれます。
パターン1:これから制度の研究をする、あるいはこれから制度の導入を考えている議会
パターン2:これから運用に入っていこうとしている議会
パターン3:すでに運用を始めている議会
視察対応の手順は、最初に説明をしてから、質疑・応答に入ります。これまで「最初の説明のマニュアル」は、視察に来る議会が3つのどのパターンでも同じでした。(対応する議員個人の判断で変えることはありました)大分市議会 議会活性化推進会議として、2年をかけ、より細分化した、相手の状況に合わせた『視察対応マニュアル』を作っていこうと思います」

パターンごとのマニュアルができても、10議会あれば10議会それぞれ状況は違います。同じパターンであっても臨機応変に対応しなければなりません。そのためには経験を積むしかないと思っています。わたしも含め委員全員の経験を積む機会を増やす努力をしたいと思います。

『大分市議会の視察対応はすごい』という噂が日本全国に広まれば、さまざまな波及効果が出てくると考えています。高い山ではありますが、テッペンまで上りつめたいと思います。
(としひさ)

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