がん征圧月間

としひさより

明日から9月です。9月は『がん征圧月間』です。がんについての正しい知識やがん検診の重要性などを訴えるための集中月間です。

がんは、わが家にとって遠い病気ではありません。わたしが高校生の時、母にがんが見つかりました。当時のことを父に聞いてみました。父によれば、母は、日赤病院で他の病気の治療をしていたそうです。その時の主治医(当時、日赤の副院長さん)が、治療中、たまたま専門外である『がん』を見つけてくださったそうです。副院長さんの娘さんが、父の中学の時の教え子だったのでよく覚えているそうです。幸いたまたま早期発見できたため転移もせず、母は元気になってくれました。他の病気で病院にかかっていなかったら、たまたま見つけてもらっていなかったら、文字通り母は命を拾ってもらったのだと思っています。

『がん征圧月間』は、1960年(昭和35年)に定められました。征圧のための全国大会は毎年開かれています。がん征圧のためのスローガンは、日本対がん協会グループ支部の職員さんから毎年公募されています。2023年度は178の応募作品の中から、最優秀賞『 安心を 明日につなぐ がん検診 』に決まりました。

がん検診の目的は、日本対がん協会のHPによれば、『がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減らすこと』となっています。

わたしが見た統計では、がんはあらゆる病気の中で最も死亡率の高い病気でした。日本人の死亡原因の第1位を占めていました。日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性65.5%(2人に1人)、女性51.2%(2人に1人)、がんで死亡する確率、男性26.7%(4人に1人)、女性17.9%(6人に1人)となっていました。

がんはこわい病気、早期発見が大切な病気だと改めて感じました。
(としひさ)

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