マダニは森林や草むらに生息しているので、キャンプやハイキング、農作業などをする時には気をつけなさいと言われていました。きょう、「草むら等に入らなくてもマダニの被害が出ている」というニュースがラジオから流れました。
大分県のホームページにも『SFTS(重症 熱性 血小板 減少 症候群)の感染源となるマダニは、通常家の中には生息していません。しかし、家の中で飼っているペットが散歩の時に森や茂み、河川敷などに行くことでマダニが付着し、家の中にマダニが入って来る可能性があります』と書いてありました。
『SFTSは、刺されて6日~2週間の潜伏期を経て、発熱、食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛等を伴って発症します。その他、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経障害、皮下出血や下血などの出血症状などを起こすこともあり、重症化して死亡することもあります。SFTSには有効な治療薬やワクチンはなく、治療は対症療法(*1)しかありません(大分県HPより)』
マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと皮膚にしっかり口器を刺し、長時間吸血します。一般的な知識として、「吸血中のマダニを無理やり取ると、マダニの口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、できるだけ医療機関(ラジオでは皮膚科もしくは内科と言っていました)で処置してください」と言われています。
そのほかに『怖いな』と思った内容がありました。『猫のSFTS感染』についてです。SFTSに感染したネコの場合、致死率がかなり高いと感じました。我が家には長女と妻が保護した猫が2匹います。チョビとベル(*2)です。マダニ注意です。
(としひさ)
(*1)対症療法: 病気の根本的な原因に対する治療ができない場合、取り敢えず患者の症状に対応して処置をする治療法。例えば風邪薬は、のどの痛みや発熱などの症状を緩和させるが、風邪のウイルスを死滅させるわけではない。薬物、レーザーなどを用いることで神経系を抑制し、苦痛を制御することを目的とする治療法。(ネット辞書より)
(*2)チョビとベルがわが家に来た時のことを書いたブログ
R3.4.9『我が家の犬と猫』