議会の取り組みに関する視察について、以前はどの議会も議会事務局の職員さんが視察項目の説明・質疑応答をしてくれていました。大分市議会も同様でした。2009年(平成21年)、議会活性化推進会議を組織してから、事務局職員さんの手を借りながらではありますが議員が説明・質疑応答するようになりました。
先日、『視察対応』と『笑い』の関係について、わたしなりの考察をブログ(R5,1023)に書きました。『笑い』以外に、もう1つ工夫していることがあります。
視察は通常1時間半から2時間です。視察項目について最初にパワーポイントと手元資料を使って説明し、その後質問・意見交換という順番で進めていきます。最初の説明が、きっちり説明すると40分~50分かかる視察項目があります。以前はきっちり説明していました。今は、概略のみ説明し、その後の質問・意見交換の中で詳細な説明を加えるようにしています。概略説明の時間は、15分~どんなに長くても25分にしています。視察項目が2つ、3つあり、概略説明だけでも合わせると60分を超えるケースがあったりします。どんなに多くの視察項目があっても、概略説明の25分以内は変わりません。事前にもらっている質問項目に合わせた形で、その都度概略説明を作りかえ、工夫して25分以内に収めるようにしています。議員それぞれ知りたいこと、興味を持っていることが違う場合が多いと思っています。興味のないことについての説明は、その議員にとっては無駄な時間です。最初の説明は短くし、質問・意見交換の時間を長くとり、その中で詳細な説明を加えていくことは、大分市議会の視察対応満足度を上げる大事な要素の1つだと考えています。
(としひさ)