父の、父の、父の、父(高祖父:わたしの4代前)の『百回忌』をすることができました。通常、『回忌』は亡くなった方への『供養』です。百回忌は『お祝』だそうです。お寺さんの話では、『百回忌』ができる家は珍しいそうです。わが家では2回目の『お祝』になりました。
4年前、2020年(平成2年)、父の、父の、父(曾祖父:わたしの3代前)の『百回忌』をしました。「4代前」より、「3代前」の百回忌が先でした。「4代前」より「3代前」の方が先に他界しました。「3代前」は46歳で他界、「4代前」は81歳まで生きてくれました。
46歳で息子を亡くした「4代前」がどんな気持ちだったか、どんな様子だったか、残念ながら何も語り継がれていません。男は黙って喜怒哀楽を表に出さない、そんな時代だったのかもしれません。でも思います。何かの出来事があった時、わたしがなにを思い、どんな行動をし、どんな人だったか、些細なことでも良い、何か語りついでくれる人がいてくれれば嬉しいと思います。語りついでもらう努力をしなければ、忘れないでいてもらうことはできないとも思います。難しいことだとも思います。
(としひさ)