「継承」と「承継」

としひさより

伝統芸能を「継承(けいしょう)する」と書くか、「承継(しょうけい)する」と書くか、迷ったことがあります。辞書には「継承」も「承継」も、「うけつぐこと」と出ています。
新幹線での移動中、時間が少しあったので調べてみました。事業を引き継ぐ場合に、承継か継承か、解説したものが沢山ありました。
事業承継=抽象度の高いものを引き継ぐ
理念、思想、精神、地位、身分、仕事、事業、無形資産など
事業継承=より具体的なものを引き継ぐ
義務、土地、お金、形ある財産など
結論として、「継承を使うケースもあるが、承継のほうが法律的な意味合いが強い」という趣旨の文章が多く見受けられられました。
「伝統芸能を引き継ぐ⇒継承する」という例文も見つけました。承継と継承、軽々に使わなくてよかったと思います。
(としひさ)

タイトルとURLをコピーしました