苦い記憶

としひさより

葬儀に参列するための準備をしていました。ふと、生コン会社の営業マンをしていた頃の苦い記憶がよみがえってきました。

葬儀開始まで少し時間があったので、途中銀行に寄りました。古いお札を新札に変えてもらうためです。ご香典を新札でお渡しするのは、「亡くなられた方へのせめてもの気持ち・礼儀」だと思っていました。時間が許す時は銀行に寄り、新札に替えていました。

ある日、「ご香典は新札」と妻に話をしました。意に反し、妻からは「です」と言われました。
「ご香典に新札を使うと、お亡くなりになるのを待っていた、準備していたと思われることがあります。もし、新しいお札しかない時は、に古いお札に替えてください」
と言われました。

若かりし日の苦い思い出です。
(としひさ)

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