あさって(6月14日)から、大分市議会第2回定例会が始まります。21件の議案が上程(議案を会議にかけること)されました。
21件の中に『家庭的保育事業等の一部改正』という議案があります。『家庭的保育事業』とは、少人数で保育を行う事業の一つで、事業は3種類あります。国の、『子ども・子育て支援新制度』(2015年)の中で、待機児童解消等に向けた取り組みとしてスタートしました。
【家庭的保育事業(保育ママ)】
家庭的保育者(保育ママ)の自宅等で児童を保育する制度です。定員3~5名、家庭的な雰囲気の中で保育が行われることが特色です。大分市内に7保育室登録されています。
【小規模保育事業】
定員6人以上19人以下の比較的小規模な環境で、きめ細やかな保育を行います。大分市内に17園登録されています。
【事業所内保育事業】
事業所の保育施設などで、従業員の子どもさんと一緒に保育を行います。大分市内に4園登録されています。
大分市の、『待機児童(認可保育施設に入れない児童)』は、2年連続ゼロになりました(2021年4月1日時点)。また、兄弟と同じ園に通いたい等、希望する園に入所できない、いわゆる『未入所児童』も、少しずつではありますが減ってはきています。2019年度681人、2020年度674人、2021年度551人でした。
未入所児童解消は難しい問題ではありますが、未入所児童解消も視野に入れた中で、待機児童ゼロの取り組みを行っていかなければならないと思っています。
(としひさ)