「夜になると、河川監視カメラの画像が真っ暗で、水面が全く見えない」との『お声』をお寄せいただきました。水面が見えない箇所は、乙津川下流・高田橋付近でした。夜、実際に画像を見てみると、確かに真っ暗で何も見えません。
河川監視カメラは、身近な河川の様子を、リアルタイムで見ることが出来るカメラです。
過去、平成29年7月の九州北部豪雨や平成30年7月豪雨では、洪水時、河川の状況をリアルタイムに把握する手段がありませんでした。
そこで、河川を管理する国土交通省では、全国約1,600カ所の画像提供が新たに計画されました。これまでの約2,800カ所と合わせて、約4,400カ所の河川状況が、令和2年の出水時までに確認できるようになりました。
ご指摘の高田橋付近のカメラは、国交省が設置した河川監視カメラの1つです。
お声をいただき、まず、大分市役所防災局に電話を入れました。大分市内全域の河川監視状況について、情報収集をしてから国土交通省大分河川国道事務所に乗り込もうと考えたからです。
大分市役所防災局に電話をし、なじみの職員さんに高田橋付近の状況を説明しました。説明が終わると、職員さんから「私が行きましょうか」という声が返ってきました。何やら自信ありげな声です。申し訳ないなと思う気持ちも少しありましたが、お願いすることにしました。
数日後、「国交省から、検討します、という返事がありました」と、電話がありました。
さらに先週、職員さんが議会棟にやって来て「夜でも写る性能のいいカメラを買わなくても、今のカメラで十分に水面が写る場所がありました、と国交省から写真を送ってきました」と、4つ切りの写真を見せてくれました。
確かに、夜もはっきり水面が写っています。国交省の予算がつき次第、できれば今年の台風シーズンまでには移設したいと言ってくれているそうです。
新型カメラを買うより、移設費の方がはるかに安くなります。予算が付き易くなります。早く夜の水面の画像が見られるようになります。
早速きょう、お声をいただいた方のところへ、写真を持って行きました。
説明が終わると、笑顔のありがとう、が返ってきました。
この「ありがとう」を直接聞けるのも、私が市議会議員として活動する原動力の1つです。
大分市役所の職員さんと国交省の職員さんに感謝です。
(としひさ)