きょう、母校である大分市立明治小学校PTAからA4サイズの封筒が届きました。中に、明丘新報(明治小学校PTA発行の新聞)と、原稿執筆に対するお礼の文章が入っていました。
新聞を見ると、わたしが書いた原稿の横に、素晴らしいタイトルが付けられていました
学校・保護者・地域の協力で設置された『子どもたちの命を守る道』という、まさに私が書きたかった内容そのものズバリのタイトルでした。
(としひさ)
以下、PTAにお渡しした原稿です。
母校・明治小学校のプレハブ校舎に、2020年10月30日、『避難用滑り台』が設置されました。正門を入ってすぐ左の校舎と奥の校舎の2カ所です。これまで避難経路が階段しかなかった校舎に、それぞれもう1カ所、新たに『子どもたちの命を守る道』が出来ました。
避難用滑り台設置は、明治婦人会さんを通して、保護者の方から届いた『ひと声』から始まりました。「プレハブ校舎2階からの避難経路が、階段の1カ所しかない。1階の子どもたちが階段前を塞いでしまうと、2階からの逃げ場がない」という『声』でした。
すぐに、当時の校長先生に相談し、大分市教育委員会学校施設課に調査を依頼しました。依頼したのは取り敢えず1カ所だけでしたが、調査の結果、教育委員会は『2カ所必要』と判断してくれました。ただ、「1カ所あたり、一般的に200万円~400万円かかる。2~3年かかるかもしれない」とのことでした。
校長先生をはじめ地元の皆さんと一緒に「少しでも早く」と要望しました。皆さんの熱意が通じ、わずか1年での完成となりました。設計額724万4800円、契約額650万2320円の『命を守る滑り台』です。