きょうは、大分商工会議所青年部のメンバー8人と、いつもの推進チームメンバー(*1)9人とで、意見交換をさせていただきました。メインテーマは、大分市議会が制定を目指している(仮称)若者参画条例についてです。
大分商工会議所青年部は、今年度40周年を迎えた組織です。
大分市の夏の風物詩である「府内戦紙(ふない ぱっちん)」(*2)の運営をはじめ、地域貢献事業、政策提言事業、各種交流事業などの事業を通じ、次世代への先導者として、地域の発展に寄与していただいている皆さんです。
きょうも午前中は、佐藤市長に政策提言を行ってきたとのことでした。
提言は、
①15歳以下までの医療費無償化
②子ども医療費助成のための財源確保の方策
の2つ。経済人らしい、現実味のある提言となっていました。
意見交換会も、地に足が付いた、現状を踏まえての意見交換でした。具体的な補助金制度の創設等についても提案がありました。
わたし自身、若者参画とはどういうことか、かなり具体的に条例の姿が見えてきました。きょういただいたご意見を真摯に受け止め、条例を成文化していきたいと思います。成案についても、またご意見をお聞かせいただきたいと思っています。
(としひさ)
(*1)推進チーム: 市の条例は、議員の過半数の賛成で成立します。大分市議会では、議員全員で作った条例でなければ、条例に重みがないと考えました。2007年(平成19年)、議員全員で政策条例を策定し、議員全員で政策提言を行う組織として、議員政策研究会を立ち上げました。議員政策研究会立ち上げ以来、大分市議会が提案し成立させた条例、提言は全て全会一致で可決されたものです。議員政策研究会推進チームは、全会一致に持っていくための実働部隊です。いまは(仮称)大分市若者参画条例制定に向け取り組んでいます。(推進チームのメンバーは9名です)
(*2) 府内戦紙(ふない ぱっちん): 大分市の祭りには目玉になるような大きなイベントがありませんでした。そこで、大分商工会議所青年部のメンバーは、新しい祭りを起こそうと考えました。1985年(昭和60年)、電飾を施した山車(だし)を作り、大分七夕まつりの市民みこしに参加したのが、いまの祭りに発展するきっかけでした。
当時の大分市長、佐藤益美氏が、ぱっちん(大分方言で、めんこ)の絵柄に似ていると評したことから、大分市中心部の昔の呼び名である「府内」を冠して「府内ぱっちん」と名づけられ、「府内戦紙」の字が当てられるようになりました。近年では観客が25万人に達し、20団体以上が参加する大分市を代表する祭りになっています。