最後の講義 (2)

としひさより

6月20日放映、『最後の講義』の講師は、漫画家・イラストレーター『みうらじゅんさん』でした。『みうらじゅんさん』のことを、番組では『サブカル界の帝王、マイブームやユルキャラという言葉の産みの親』と紹介していました。

番組は、「発想がすごいなぁ」と思う場面の連続でした。
みうらさんが、会場に集まった人たちに語りかけます。
『中学生の時、書いていた日記を本棚の裏のところに隠していた。それが違うところに移動していることに気付いた。母親が盗み読みをしていることがすぐに分かった。ということは、それは読者がいるんだ、と思った。その時母親に、読むなと怒ることもできたんだろうけど、読者がいるということは、話を盛った方がいいんじゃないか・・・と思った。それからは、日記の最後に「・・そのあと彼女に会う」とか、1行盛るようになった。「あんた、彼女もいないの』とか、それまでは言われていたが言われなくなった。すると家の中が、あたたかくなったというか、まろやかになった。理想の自分を書いて、それに近づいていけばいいんじゃないか、と思った』。みうらさんが語っている間、会場には何度も何度も笑いが起こっていました。みうらさんが語り終わると、『自分じゃなくても 理想の自分を盛ればいい』と、画面いっぱいにテロップが出ました。
最後は、『人生暇(ひま)つぶし みうらじゅん』というノートの走り書きと、字の横に、カエルのような、わたしの知らない変なキャラクターの絵のアップで番組は終わりました。

いろいろな価値観を持つことの大事さを、改めて教えてもらいました。
(としひさ)

『最後の講義』についての過去のブログ(4.24)

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