芸術文化短期大学の学生さんから「年間4回の定例会に違いはあるのですか」という質問がありました。大分市議会が2年前から始めた『若年層(大学生)に特化した議会モニター制度』についての説明会及びモニターさんとの意見交換会(ブログR5.8.25)の席で出た質問でした。
「違いがあるか?」は、わたしにはなかった発想であり、これまで想定したことのない質問でした。とっさに出た言葉は、「第1回定例会(3月議会)と第3回定例会(9月議会)が大事です」、言ってみて『その通りだ』と勝手に納得しました。説明としては以下のような主旨になりました。
「市役所は、4月1日から翌年の3月31日までの年度で動いています。市役所がこれから1年間、4月1日からどんな仕事をするのか、その仕事にどれだけのお金をかけるのか、その是非を議員全員で判断するのが、3月議会での議会の大事な仕事の1つです。9月議会では、市役所の前年度の仕事内容と使ったお金が適正であったか議員全員で検証します。6月議会、12月議会は、主に3月議会で決めたことの「補正」について、その是非を議員全員で判断します。今年度の市役所の仕事を決める3月議会、前年度を検証する9月議会、3月議会以降の社会の動きに対応するための6月、12月議会ということになります」
帰り道、車を運転しながら『違いがあるかは面白い発想・質問だった』と思いながら、気づくと質問と答えを反芻していました。
『自分にはない発想・着眼点を知る楽しさ』を、改めて学ばせてもらったような気持ちでした。質問してくれた学生さんに感謝です。
(としひさ)