「今後とも、ご指導ご鞭撻(ごべんたつ)を賜りますよう、よろしくお願いいたします」
わたしもよく使うあいさつの定型文句です。
「ご鞭撻(べんたつ)」の意味をなんとなく分かっているような気で使っていました。先日、他の言葉(教鞭(きょうべん)をとる)を検索していたら、「ご鞭撻(べんたつ)の語源」が出てきました。
使い方は思っていた意味とほぼ同じでしたが、言葉の成り立ち自体は知りませんでした。
もともとは「鞭で打つ」という意味で使われていたそうです。現代日本語では「努力するようにはげます」という意味が強くなっているとのことでした。
確かに、『鞭(べん)』を調べると、
●ムチ、ムチ打つ、馬を打って走らせる皮のひも』
『撻(たつ)』は、
●ムチ打つ、懲らしめる、打ちのめす』
と出てきました。
「ご鞭撻を賜りますよう」は直訳すると、『ムチでビシバシ打って懲らしめて下さい」となります。
「ご鞭撻を賜る」と言っていいのか、チョット使うのが怖くなりました。
(としひさ)