不登校の状態にある児童・生徒が通う学校外の教室として、『教育支援センター』という場所があります。そのセンターでの子どもたちとのやり取りや、子どもたちが書いた作文を載せた『すきまから見る』という本を買いました。列車やバス、飛行機での移動時間で読んでいます。
きのう読んだページに次のような文章がありました。
筆者と子どもたちとのやり取りがあったあと
『ここで「何を言っているんだ。そんなふうに言うなら勝手にしろ」と怒ったら、彼らはまた大人に見捨てられたと考えるのではないでしょうか』
読みながら、「この本は、不登校の子どもたちにどう向き合えばいいか教えてくれると共に、保護司の手引きにもなる」と思いました。保護司も、感情的になっていては、対象者から信用・信頼してもらえません。
にがい経験があります。対象者の言葉と態度に堪忍袋の緒が切れてしまい、声を荒らげたことがありました。その子は、それから長い間、心を開いてくれませんでした。
きょうのページにも保護司としての心得がありました。
不登校の子どもたちに向き合う時、
『確かな知識と相手を理解しようと思う温かい心の2本立てが必要だと感じています』
(としひさ)