米一升(いっしょう)運動という活動をしている人たちがいます。大分県内にある浄土宗寺院の青年僧侶の皆さんです。米一升運動は、大分県内の各寺院にお供えされたお米を提供してもらい、そのお米を、必要としている人たちに届ける活動です。
2011年(平成23年)に始まりました。2011年、東日本大震災が発生した年です。大分教区の青年僧侶有志が、「大分から被災地支援ができないか」と考えたのが始まりでした。2016年(平成28年)まで東北の支援をつづけました。
2016年(平成28年)4月、熊本地震が発生しました。翌年から2020年(令和2年)まで、熊本を支援してきました。
コロナ禍の現在、去年と今年は県内にあるフードバンクや子ども食堂にお米を持って行きました。
この活動も、始めて10年です。活動している大分教区浄土宗青年会のメンバーは、いま20人です。今年3月まで、わたしの菩提寺の副ご住職が会長でした。自分の菩提寺の副ご住職が素晴らしい活動を続けていると思うと、わたしまで誇らしい気持ちになりました。
米一升運動は、菩提寺の総代会(ブログR4.5.11)で、具体的にどんな活動か知りました。今年は、青年僧侶約10人が、協力してもらえる寺院を回ったそうです。米1升(しょう)は、約1.5㎏です。集まったお米は、866升、1.3トンになりました。「塵も積もれば山」となりました。今後は、何かお手伝いできることが、わたしにもないか、見つけたいと思います。
(としひさ)