助成金の活用

としひさより

『人材確保にお困りの中小建設事業主の皆さまへ 助成金を活用して女性トイレや更衣室等の施設を建設現場に設置してみませんか? 令和6年度より上限額を引き上げました!』というチラシが手元に届きました。発行元は「厚生労働省 ハローワーク」です。

【対象事業】
女性の建設労働者専用の作業員施設を賃貸する事業
(対象となる作業員施設の種類=トイレ、更衣室、シャワー室、浴室)
【助成金額】
施設の賃借料、設置工事費等の対象経費の3/5
(1事業年度当たりの上限90万円)
*昨年度までの上限は60万円でした。一気に1.5倍になりました。
【受給対象者】
中小元方建設事業主

チラシには、Q&Aも載っていました。Qのうちの1つは「女性が少ない現場には関係ないのでは?」という、男性作業員の頭の上に?マークがついたイラスト入りの質問でした。
質問を読みながら、『人数が多い、少ないの問題ではないと思うけど、質問の読み方によっては建設現場で働く女性に対し失礼では?』という思いが浮かんできました。
Aは、「女性専用施設を導入することで、男性も含めた快適な職場環境を見直すきっかけにもなります。誰もが働きやすい職場実現のため、助成金の活用をご検討ください」となっていました。

上記の質問は、「女性の人数が少なくてもぜひ助成金の活用を検討してほしい」という、「厚生労働省からの男性事業主に向けたメッセージ」として理解することにしました。
(としひさ)

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