事務事業評価

としひさより

『路線バス 代替交通 運行事業』という大分市の事業があります。
廃止になった路線バスの代わりに大分市がジャンボタクシーを走らせるという事業です。バスの代わりに走るジャンボタクシーは、『コミュニティバス』と呼ばれています。

【地域】路線バスの運行ルートが一部廃止になった野津原地域・滝尾地域
【目的】公共交通が不便となる地域の拡大抑制
【運行ルート】廃止前のバス路線を基準に定期運行
【運行便数】
●接続する路線バスの運行便数に合わせて設定
●毎日運行、1日11便から最大26便運行(R5年度)
【運賃】
●乗車区間に応じて設定
●路線バスに乗り継げば、ジャンボタクシー代金を150円割引
●長寿応援バス乗車証(1乗車につき150円)の利用が可能

この事業の来年(令和6年)4月1日からの実施について、大分市議会建設分科会は、『改善の上で継続』と評価(事務事業評価)しました。『改善』すべき事項は以下の2点です。
①利用実績や利用者アンケートの調査結果を踏まえた運航便数の見直し
②国や県からの補助金など、財源としての活用の可能性

以上の建設分科会の評価は、9月議会最終日に全議員の賛成で採択され、議会の評価として市長・執行部に提示される予定です。市長・執行部の『評価』に対する対応状況は、来年の3月議会 建設常任委員会(=分科会)の中で報告を受けることになっています。

この、『議会が市の仕事を評価』する仕組み(事務事業評価)』は、2012年(平成24年)から始めました。毎年課題・問題点を話し合っていますが、今回も課題が指摘されました。まだまだ『評価の精度』を上げていかなければなりません。
(としひさ)

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