みんなの意見交換会のご報告(11月29日開催「高齢者福祉の充実」)

としひさより

仲道としひさは、大分市政について皆さんの声を知りたく、「みんなの意見交換会」を開催しています。

11月29日は、「高齢者福祉の充実」についてもご意見を頂きました。

【意見交換会の流れ】
1. テーマに関する大分市の取り組みの説明
2. 意見交換(質問に対する回答の中で調査が必要な場合は調査後回答)

高齢者福祉の充実について、大分市の基本方針と主な取り組み

基本方針(大分市総合計画)

高齢者が、可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じて、自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される「地域包括ケアシステム」の構築、推進に努めます。

主な取り組み

  • 高齢者の福祉と保健を支える社会的基礎の確立
  • 地域生活支援体制の整備
  • 高齢者が生きがいを持って元気に暮らすための支援
  • 介護予防・重度化防止の推進
  • 認知症高齢者支援対策の推進
  • 介護サービス基盤の整備
  • 介護保険事業の円滑な推進

ご意見「高齢者を助けてくれる制度の周知について」

高齢者夫婦で施設に入りました。
住んでいた家の荷物を片付ける時に、大変苦労しました。

あとから有償ボランティアのような制度があると聞きました。
市報もよく見ているつもりでしたが、気が付きませんでした。

高齢者にとっては、日常のちょっとした困りごとでも、大きな負担になります。
高齢者にももっとわかりやすく教えてください。

としひさより

お声をいただき、担当課である長寿福祉課に対し『高齢者を助けてくれる制度等について、利用される方に、広く分かり易い周知を工夫するよう』要望を行いました。

担当課からは、現状の周知方法の説明の後「今後とも情報発信に努め、相談窓口や制度が周知されるよう、文字の大きさなどに注意しながら、分かり易い説明を心掛け、制度の周知に努めます」との回答がありました。

ご質問1「公的な介護サービスについて」

年金でのひとり暮らしです。
今はまだ、ひとりで生活できますが、これから介護が必要になった時に、施設に入れるだろうか経済的にとても不安です。

公的な援助はあるのですか?

としひさより

介護サービスを利用する場合、年金収入のみのおひとり暮らしの方の場合は、年金収入額が280万円未満の方は1割負担となります。

また、介護保険制度以外で入所できる施設としては、養護老人ホーム、生活支援ハウス、経費老人ホーム(ケアハウス)があります。

養護老人ホーム(大分市内1か所)

おおむね65歳以上で、環境上の理由及び経済的理由により、居宅での生活が困難な人が入所する施設です。

生活支援ハウス(大分市内5か所)

60歳以上のひとり暮らしの人、または夫婦のみの世帯に属する人、および家族による援助を受けることが困難な人が利用する施設です。

ただし、介護保険の認定が要支援2もしくは要介護1から5、または常時医療管理が必要な人は対象外となります)

経費老人ホーム(大分市内8か所)

60歳以上で、身体機能の低下により日常生活を営むことについて不安があると認められ、家族による援助を受けることが困難な人が利用する施設です。

ご不安なことがあれば、お一人で悩まず大分市長寿福祉課、または仲道としひさへご相談ください。

ご質問2「認知症サポーターの周知について」

認知症サポーターの研修を受けられた方はずいぶん増えてきたと思います。
私も研修を受けています。

でも認知症の当事者の方とそのご家族の方が、サポーター制度のことを十分ご存じで、不安や負担の軽減になっているのでしょうか?

研修を受けたものの、自分で役に立つのだろうか?と疑問に思うことがあります。

としひさより

いただいた疑問を、担当課である長寿福祉課に投げかけました。
担当課から次のような回答がありました。

「令和2年11月末時点で、延べ46,626人の方に認知症サポーターになっていただいております。
認知症サポーターである証としてオレンジリングを常時携行していただくようお願いはしていますが、現実には福祉関係従事者を除くと常時携行者は少なく、認知症当事者やその家族の方にはその人が認知症サポーターであるか見分けがつかない状況の方が多いと思われます。

今後は、認知症の人やその家族の希望、ニーズをお聴きしながら、認知症サポーターの活動が認知症の人やその家族の具体的な支援につながる仕組みの構築に向け、取り組んで参ります。

合わせて関係者への周知方法も検討していきたいと考えております。」

ご質問3「認知症になっても入れる施設について」

認知症になっても入れる施設はありますか?

としひさより

いただいたお客様声を、担当課である長寿福祉課に投げかけましたところ、次のような回答が返ってきました。

「入所して日々の生活を送ることが出来るような施設及び居住系サービスとしては、
・特別養護老人ホーム(要介護3以上が対象)
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
・介護医療院
・認知症高齢者グループホーム(要支援2以上が対象)
・有料老人ホーム
等がございます。

認知症の症状にもよりますが、基本的にはどの施設、事業所も認知症高齢者への対応が可能となっております。

その中で、特別養護老人ホームは中重度の要介護者が対象の施設であり、認知症高齢者グループホームは、認知症と診断を受けた方が利用可能な施設となりますことから、ご質問をいただいた施設としては、認知症高齢者グループホームが、ご質問内容により近い施設ではないかと考えます。」

ご意見ありがとうございます。

ご意見をお寄せいただきありがとうございました。
大分市のそれぞれの取り組みをチェックし、より良い効果が得られるよう提言していくのは、市議会議員の大事な役割のひとつです。

その役割を果たすために、大きな力となるのが皆様の声です。
ぜひ、皆様の声をお聞かせください。

タイトルとURLをコピーしました