命山(いのちやま)

としひさより

東日本大震災の翌年、2012年12月14日、『災害対策に関する提言書』を、全議員の総意として市長に手渡しました。この提言書には、大分市民の命と財産を守るために必要な対応策などが盛り込まれています。

提言に沿って打ち出された最近の事業の一つに、『三佐命山(みさいのちやま)』があります。津波到達までに津波避難ビル等へ避難できない地域住民や公園利用者が、緊急に非難する場所として整備が進められてきました。

2019年3月、大分市大字三佐松原緑地内に、標高10m、避難スペース600㎡、収容人数600人、事業費1億7,300万円の高台『いのち山』が出来上がりました。

この完成を受け、鶴崎地区自治会連合会と鶴崎議員団(鶴崎地区に在住している市議会議員の組織)はその年の11月、「高台も津波避難ビルもない家島地区にも命山を作っていただくよう」佐藤市長に要望(提言)し、1年4か月後の、この3月議会に設計費1,870万円が計上されました。出来上がれば、標高10m、避難スペース400㎡、収容人数400人の高台となります。2年後の2023年度供用開始予定です。

『家島命山』が完成すれば、作ったのは予算を提案した市長であり、その予算を認めた議会です。決して私や鶴崎議員団が作ったわけではありませんが、市長に要望(提言)した議員の一人として、(予算が可決されれば)市民の皆さま、特に家島地区の住民の皆さまに喜んでいただける仕事が出来た大きな喜びがあります。
(としひさ)

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