きょうから、令和3年第3回大分市議会定例会(通称9月議会)が始まりました。9月議会では、9月補正予算案、条例の改正等一般議案と共に、前年度(令和2年度)決算審査も行います。本日、本会議に続いて『決算審査特別委員会』が開かれ、委員長に選任されました。
大分市議会では平成22年度から、議員全員(*1)で決算審査を行っています。それまでは、9~10人の選抜メンバーで行っていました。少しでも多くの『目』でチェックするため、今の形に変えました。現在、全国60の中核市(*2)の内、大分市議会と同じように、全議員で決算審査を行っている市は39市、選抜メンバーで行っている市は21市です。
令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)の決算額の認定は、以下の流れで行われます。
令和3年5月31日までに担当部署で、それぞれの決算額を確定
➡担当部署と財務部の間で使い道等、細部に渡るやり取りが行われる
➡決算全体について、市長の決裁が行われる
➡9月議会に上程(*3)
➡分科会で審査
➡本会議で審査
➡認定・可決 or 不認定・否決
流れ図のように、上程された議案は、まず分科会で審査します。今回、各分科会に上程された決算額は以下の通りです。
総務分科会 約1,065憶6,000万円
厚生分科会 約 792億6,800万円
文教分科会 約 165億 147万円
建設分科会 約 166億5,990万円
経済環境分科会 約 194億9,806万円
合計 約2,384億8,827万円
きょうから9月27日までの27日間、議会が一つの組織としてまとまり、決算審査が来年度予算編成に反映され、議会での審査が、直接市民福祉の向上につながるよう、委員長として全力を尽くしてまいります。
(*1)全議員:ただし、議長、副議長、監査委員2人を除く。他の都市では、文字通り議員全員であったり、議長のみ、監査委員のみ除くとするところもある。
(*2)中核市:人口20万人以上の都市
(*3)上程:議案を会議にかけること
(としひさ)