地元『鉾(ほこ)神社』の境内の一角に、『金刀比羅(ことひら)神社』も建立されています。『ことひら神社』は、通称『こんぴら様』と呼ばれている神社です。きょうは、神事が執り行われ、わたしも参列させていただきました。
『ことひら神社』は、香川県琴平町の『金刀比羅宮(ことひらぐう=通称、さぬきのこんぴらさん)』を総本宮としています。全国各地に存在するそうです。『こんぴら様』と呼ばれるようになったのは、『金刀比羅(ことひら)』の『刀』が抜けて、『金比羅』で、『こんぴら』様だそうです。『こんぴら』の、元々の語源は、ガンジス川に住むワニが神格化されたものを指すサンスクリット語から来ているそうです。宮司さんに教えていただきました。
お祀りされている『こんぴら様』は海の神様だそうです。海の神様である『こんぴら様』が、なぜ内陸の、しかも標高50メートルはある明治地区(わたしが住んでいる地区)でお祀りされているかというと、「大昔、明治地区は、すぐそこまで、あたり一面みな海だったから、『こんぴら様』が祀られている」と、参列していた、私の家の近所に住む古老が教えてくれました。「大昔は、明治地区とは言わなかったけどね」という、落ちない落ちも付きました(笑)。
きょうもそうですが、神社にお参りすると、やはり何か願い事をしてしまいます。若い頃は、「自分の力で何とかする。なんとか出来なかったときは、その時考えればいい」などと、突っ張っていた時期もありました。その頃のくせで、今でも自分のことをお願いすると、胸の中がムズムッズとすることがあります。勿論、『祈るしかない』場面も何度かありました。涙が流れるのもはばからず、祈ったこともありました。
『宗教に求めるもの』は、私の中で時々頭をもたげてくるテーマです。
(としひさ)