定例会(9月議会)最終日

としひさより

わたしが委員長を務める決算審査特別委員会で、市長から提案された令和2年度決算について、先週の24日まで審査を行ってきました。きょう、『本会議』で、これまで委員会で審査してきた経過並びに結果の報告を行いました。
きょうの『本会議』は、24日の『決算審査特別委員会の決定』(ブログ9.24)を、『議会の決定』とする為の会議です。本会議は議員全員で審議しますが、決算審査特別委員会は、議長、副議長、監査委員2名の計4名が、メンバーから外れます(ブログ9.1)。そのため、9月24日に委員会で行った決定を、本会議に諮り、議員全員で審議を行い、『議会の決定』とするプロセスが必要となります。
きょう本会議で質疑・討論・採決を行い、委員長の報告通り、令和2年度決算を、議会として可決・認定することに決定しました。

今朝は、委員長報告のため、いつもより少し早目に議会に行きました。
議員控室の前まで行くと、議会事務局の職員くんが、心配そうな顔で寄ってきます。何事かと思って待っていると、「きょうの委員長報告なのですが、議席番号を言ってから登壇をお願いします」と言います。
登壇の仕方には、2種類あります。議席番号を言ってから登壇する方法と、言わないで登壇する方法です。どうやら職員くんの心配そうな顔は、直前まで登壇方法を伝えていなかった自責の念が入っているような感じでした。
「心配するな」との思いも込めて、つい「こう言われたら、議席番号を言って、こう言われたら登壇すればいいんだよね」と言ってしまいました。言ってしまってから、「また失敗した」と思いました。「ありがとう、だけ言えばよかったのに」と思いました。
以前聞いた、ためになる話に、『同じような知識と、情報量と、頭の回転の速さを持った人が、2人いました。ひとりは、部下から情報・報告が上がって来くると、「そんなことは分かっているよ」と言います。もう一人は、分かっていても、「ありがとう、助かった」と言います。ひとりは孤立していき、1人はより多くの情報と、多くの人脈に恵まれた』というものです。
実践しようとしても、なかなか身につきません。職員くんには、後から、「教えてくれてありがとう」と言いました。後の祭りです。
(としひさ)

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