おととい、母校(小学校)に立ち寄りました。『二宮金次郎像』が、変わらぬ姿で建っていました(ブログ10.29)。
母校に行く3~4日前、気になる番組を録画予約しようと、番組欄をチェックしていました。『闘う“復興請負人”二宮金次郎』という番組名が、目に留まりました。
二宮金次郎さんについては、『薪(まき)を背中に背負い、本を読みながら歩く金次郎少年』と『勤勉の象徴』としか、知識がありませんでした。番組名を見ながら、「金次郎少年は、大人になって何をした人?」という疑問が、頭をもたげてきました。録画予約しました。母校で、『金次郎像』を目にするまで、予約していたことを忘れていました。
昨夜、観ました。『江戸時代、大飢饉(だいききん)で農村が疲弊しきっていた時、600カ所以上の村をまわって再建した人』等の偉業が紹介されていました。ただ、母校で像を目にした時、なぜこの文字が台座に掘られているのか?よく分からなかった『報徳』については、特に解説が無かったように思いました。
『二宮金次郎 報徳』と、検索してみました。『二宮金次郎の思想や方法論を「報徳」と呼びます』とありました。どんな思想や方法論なのかも書いてありました。何度も何度も、繰り返し読み直しましたが、残念ながらすとんと腑に落ちるほどには理解できませんでした。
文章の最後は、『・・二宮金次郎の思想や方法論は、明治時代の財界人・実業家や、昭和を代表する経営者たちにも多大な影響を与えたと言われています』と、結ばれていました。
影響を受けたと言われている人は、
【昭和を代表する経営者たち】
松下幸之助 :パナソニック創業者。「経営の神様」
土光敏夫 :石川島重工業・石川島播磨重工業 社長、東芝社長・会長を歴任。「ミス
ター合理化」
稲森和夫 :京セラ・KDDI創業者
【明治時代の財界人・実業家】
渋沢栄一 :近代日本資本主義の指導者
安田善次郎 :安田財閥の祖
鈴木藤三郎 :日本製糖業の父
御木本幸吉 :御木本真珠店(現・ミキモト)創業者。「真珠王」
豊田佐吉 :トヨタグループ創始者 (*ウィキペディアより)
錚々(そうそう)たる名前が並んでいました。
名前を見ながら思いました。「明治時代の財界人・実業家や、昭和を代表する経営者たちにも多大な影響を与えたと言われている思想や方法論を、何度読み返しても完全な理解はできなかった。ということは、自分は、財界人・実業家・経営者には向いていないということだ。」妙な納得の仕方をしている自分が居ました。
ちなみに、1945年(昭和20年)よりも前につくられた学校には、必ずと言ってよいほど『二宮金次郎像』があるそうです。我が母校は、1909年(明治42年)設立です。
(としひさ)