しにがはち

としひさより

【し に が はち(4ⅹ2=8)】という呼吸法があります。緊張をほぐす時や、肩の力を抜く時の呼吸法です。
『鼻からゆっくり4拍、息を吸います。2拍、息を止めます。口からゆっくり8拍、息を吐き出します。4(し)2 (に)が 8(はち)です』。十何年か前、何気なくつけたテレビ番組でやっていました。

4,5年前、来賓あいさつで、この呼吸法を、会場に居た皆さんと、一緒にやったことがあります。地区の、芸能発表大会の開会式でした。詩吟や踊り、大正琴、コーラスなど、日ごろの練習の成果を皆さんの前で発表する大会でした。
出演される方は、自分の出番が来るまでは観客席に座っています。
開会式の来賓あいさつで演台の前に立つと、観客席から、強い緊張感が伝わってきました。目の前に座っている多くの方は、出番を待っている方々です。事前に考えていたあいさつを止め、呼吸法の話をすることにしました。
「皆さん、舞台に立つと肩に力が入りますよねぇ」からはじめて、【し に が はち】を紹介し、「ちょっとみんなでやってみましょう」と、3回やってみました。呼吸法が終わり、肩の力が抜けた人に手を挙げてもらいました。全員とはいきませんでしたが、多くの方の手が挙がりました。少し長い来賓あいさつになってしまいました。
事前に考えていたあいさつだと、20~30秒ぐらいで終われたと思います。皆さんと一緒に呼吸法をやりながら、(挨拶は短い方が良いんだけどなぁ)《ブログ2.12.2》とか(何回か続けてやった方が良いんだけど、長くなるから1回にしとこうか)とか、頭の中がグルグルグルグル回りながらの来賓あいさつでした。
わたしの肩に、一番力が入っていたかもしれません。
(としひさ)

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