コロナ対応の新規事業について

としひさより

きのう、佐藤大分市長から、令和4年度以降の市政執行に関する予算案が提示されました。総額3,539憶5,500万円(*1)で、過去最高額となりました。
予算の内、新型コロナウイルス感染症への対応に62億5,345万円が充てられています。昨年度よりさらに約30%増額されたコロナ対応予算となっています。コロナに対応した新規事業は3つです。

≪私立認可保育所等の施設改修(自動水栓等)補助金 7,029万4千円≫
【事業内容】私立認可保育所等に対して、感染症対策を目的とした施設整備(改修)に係る経費を補助する。
【補助率と上限】大規模改修(300万円以上)補助率3/4 上限なし、簡易な改修(300万円未満)補助率10/10 上限102万9千円

≪安心おもてなしステップアップ支援事業補助金 1億円≫
【事業内容】中小企業・小規模事業者(*2)や個人事業主が行う、新型コロナウイルス感染症対策等に係る経費に補助金を交付する。
【補助対象経費】感染症対策(アクリル板やCO2センサーの設置、空気清浄機の購入、非接触注文システムの導入等)などに係る経費
【補助率】2/3
【上限】30万円

≪経営安定化資金創設事業≫
【事業内容】国や県に頼ることなく、大分市が独自に発動できる融資制度を創設することにより、資金繰りが困難になった中小企業者等を迅速に支援する。
【融資対象】セーフティネット保証(*3)の認定を受けた中小企業・小規模事業者、個人事業主
【資金使途】運転資金・設備資金
【売上要件】5%以上の減少(セーフティネット5号の場合)
【融資限度額】4,000万円
【融資期間】1年超7年以内(据え置き期間1年以内)
【融資利率】5年以内(1.5%~1.7%)7年以内(1.6%~1.8%)
【信用保証率】市が80%または全額補助
【利子補給】実施しない

*このほか、『大規模な経済危機等で著しい被害を受けるなど(例えば地震、津波)、市長が特に支援が必要と認めた場合』には、緊急融資枠が別途設けられています。
(としひさ)

(*1) 総額3,539憶5,500万円=令和4年度当初予算(3,489憶3,200万円)+令和3年度補正予算(50億2,300万円)
(*2)中小企業・小規模事業者の定義については、説明が長くなりますので、ここでは省略させていただきました。宜しければ、ブログR3.4.23『施設改修費補助金について』に記載させていただいておりますので、ご参照ください。
(*3)セーフティネット保証をうけた中小企業・小規模事業者等: 例えば、『業績の悪化している業種に属する事業を行う中小企業者で、経営の安定に支障が生じていることについて、市区町村長の認定を受けた中小企業者(5号認定)』など、とされています。

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