子ども・子育て支援の充実

としひさより

子ども・子育て支援の充実は、佐藤大分市長が掲げる重点施策の一つです。令和4年度は全部で65事業。事業費は、総予算の9.7%(344億137万5千円)。対前年度比5.2%(16億9,194万4千円)の増となっています。
「結婚から子育てに至るまで切れ目のない支援を充実するとともに、地域や社会全体で子どもの育ちや子育てを支える環境を整えます」としています。

―子ども・子育て支援に係る主な新規事業―
《 すくすく大分っ子応援事業 2億2,400万円 》
【事業内容】  出生児1人につき5万円を支給
【対象児童】  令和4年4月1日以降の出生児
【支給対象者】 対象児童の出生日以降、対象児童とともに市内に住民票がある保護者*所得制限なし
【申請期限】  出生後1年を経過する月の月末まで
【事業の目的】 子育て世帯の経済的負担の軽減

《 子育て世帯訪問支援事業 1,100万円 》
【事業の目的】 ①家事・育児等に不安・負担を抱えた子育て世帯に、訪問支援を行う ことで、保護者が安心して子育てを行うことができるようにする。②児童虐待の未然防止につなげる。
【事業内容】
(1)子育て世帯訪問支援モデル事業
家事・育児に対して不安・負担を抱えている妊産婦、ヤングケアラー(*1)等に育児支援ヘルパーを派遣し、不安や悩み等の傾聴及び相談支援、家事・育児支援、保育所の送迎支援等を行う。

(2)支援対象児童等見守り強化事業(児童虐待の未然防止)
新型コロナウイルス感染症の影響等により、子どもの見守り機会が減少し、児童虐待のリスクが高まっている。民間団体等と連携し、食事の提供や学習支援等を行うことにより、『要保護 児童対策 地域協議会(*2)』における支援対象児童等に対する状況把握、見守り体制の強化を図る。

《 私立認可保育所等感染症対策施設整備費補助金 7,029万4千円 》については、コロナ対応のブログ(R4.3,8)に書かせていただきました。

佐藤大分市長が、令和4年度の重点施策の一つとして打ち出した子ども・子育て支援についての新規事業を紹介させていただきました。
皆さまの『お声(ご意見、ご質問、疑問、感想など)』、お寄せいただければ幸いです。
(としひさ)

(*1)ヤングケアラー: 
「ヤングケアラー」とは、例えばこんな子どもたちです。(大分市HPより)
・障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
・家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
・障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
・目を離せない家族の見守りや声掛けなどの気づかいをしている。
・日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている。
・家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている。
・アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している。
・ガン・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。
・障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている。
・障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
*大分県が昨年行った調査によれば、家族の介護や世話を担う18歳未満の「ヤングケアラー」は、県内に少なくとも2,315人はいると推定されています。

【大分市では、子どもたちに、次のように呼びかけています】
家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。
でも、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じる時は、少し注意が必要です。
自分のことや家族のことを話すのは勇気がいると思います。

でも、あなたの話を聞いて、共感して、サポートしてくれる人は必ずいます。
学校の先生・スクールカウンセラー・親せきの人・友だちなど、信頼できる相手に相談してみましょう。

(大分市の相談窓口)
中央子ども家庭センター
場所:大分市庁舎城崎分館
電話:(097)537-5688
開所時間:8:30~18:00
東部子ども家庭支援センター
場所:鶴崎市民行政センター1F
電話:(097)527-2140
開所時間:8:30~17:15
西部子ども家庭支援センター
場所:稙田市民行政センター1F
電話:(097)541-1440
【開所時間】8:30~17:15

(*2)要保護 児童対策 地域協議会: 支援を必要とする児童やその保護者等への適切な支援を図るため、子ども家庭支援センターや学校、児童相談所などの関係機関による情報共有や支援方法等について協議を行う組織。

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