政治と若者(高校生の声)

としひさより

県外に住む高校生からの『声』、第2弾です。第1弾は校則についてでした(ブログR4,9.8)。

第2弾の主旨(高校生のメールから抜粋しました)
『政治と若者について』、本校の生徒で話しをした際、以下のような声がありました。
・政治家と自分たちとの間にかなりの差を感じる。
・政治家の人たちは、若者についてどう思っているのか?
・政治に対してどのような意識を持って欲しいと思っているのか?
そこで、次のことについてお考えをお聞かせください。
『 仲道さんは、若者に対し、どのような意識をもって社会を生きていって欲しいと思われているのか? 』

仲道の回答(全文)
いま、大分市議会では(仮称)大分市若者参画条例の制定に向け、条例案の作成作業に入っています。お問い合わせに対する答えとして、条例の『第1条 目的』と『第4条 若者の役割』を見ていただくのが1番いいのではないかと思いました。若者とは、おおむね16歳から29歳と定義しています。これは大分市議会の定義で、年齢が決まっているわけではありません。取り敢えず条文を送ります。お聞きになりたい点等ありましたら、お問い合わせください。特に読んでもらいたいところにはアンダーラインを引いています。
『第1条 目的』
この条例は、若者の活躍推進に関する基本理念を定め、若者、市民、地域コミュニティ、学校、事業者及び市民活動団体の役割並びに市の責務を明らかにするとともに、若者の活躍推進に関する基本的事項を定めることにより、若者の成長及び社会参画の促進を図り、もって若者の持つ活力が循環するまちを実現することを目的とする。
『第4条 若者の役割』
若者は、自らの活躍推進に関し、次に掲げる役割を果たすよう努めるものとする。
(1)自らが暮らす地域に関心を深めるとともに、地域コミュニティ及び市民活動団体等が取り組む活動並びに市が実施する施策に積極的に参加又は協力すること。
(2)社会の様々な場面において活躍の場があることを認識し、自主的な活動に取り組み、そのもてる能力及び行動力を発揮すること。

高校生からは、「 多くのことを学べました。若者の持つ活力が循環するまちについて、そして挫折(*1)について、繰り返し読んでみます 」という、うれしい返信がありました。
(*1)挫折は、高校生からの3つの質問の内の1つです。後日アップする予定(発信者の了解済)です。

うれしい返信文を読みながら、自戒の必要性も感じました。冒頭に記した高校生の言葉からです。「 政治家と自分たちの間にかなりの差を感じる 」との発言がありました。差を、距離・隔たりと読みました。また、大分市内の短大生と意見交換をした際にも、「 市議会議員さんて、ほんとうに居たんですね 」という衝撃的な発言がありました。本心からの発言だと感じました。
それぞれ意味するところは違います。それぞれ真剣に受け止めなければならない言葉だと思います。
(としひさ)

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