12月議会最終日 常任委員会の委員長(5人)から、それぞれの委員会での審査結果について報告がありました。議員全員で審査した結果、一部反対意見がありましたが、市長の提案をすべて原案通り議会として承認しました。
つづいて、わたしが推進チーム(*1)の一員として関わってきた『若者応援条例』が提案され、これは全会一致で承認しました。これまで、2008年(平成20年)の『大分市議会基本条例』以来、議会として5つの条例をつくってきました。いずれの条例も全会一致で制定しています。
理由があります。条例に基づいて事業を提案・執行するのは市長です(提案権・執行権)。多数決で制定した条例と、全会一致で制定した条例では、条例の重みが違います。市長にかける圧力が違ってくると考えました。
大分市議会は、全会一致になるまで時間はかかっても徹底的に議論する道を選びました。今回も同様でした。また苦労するだろうと思っていました。割とスムーズに全会一致に持って行けました。若者に対して応援したい気持ちと、何をどう応援するのか、方向性が同じだったからだろうと思います。
条例は制定しましたが、推進チームの仕事はまだ終わっていません。条例の解説書をつくらなければなりません。期限は条例が施行される令和5年4月1日までです。時間がないので少し焦っています。
(としひさ)
(*1)推進チーム: 条例のたたき台をつくるための選抜チームです。条例や市長に対する提言をつくる都度、メンバーが変わります。10人~12人くらいで編成されます。