『非行少年の理解と対応』(講演)

としひさより

鶴崎 青少協(鶴崎地区 青少年健全育成協議会)の会員を対象に、『非行少年の理解と対応』という講演がありました。講師は大分少年鑑別所の所長さんでした。わたしも青少協会員&保護司として聴講しました。

大きく分けて3部構成でした。第2部では『非行少年と接するときのコツ』という話がありました。
(以下、講演資料より抜粋)
非行少年と接するときのコツ
⚫︎能力が低い少年も多いので、説明は簡潔にわかりやすく。何回でも繰り返す覚悟で。
⚫︎説教するより、少しでもいいところを探してほめる。
⚫︎よくない行為は遠慮なく指摘し、その理由を説明して、改善策を教える。(怒るだけでは、次にどう対応すればいいかわからないことが多い)
⚫︎同情して近づきすぎるのは危険(過剰に甘えられる恐れあり)。安定して継続できる無理のない範囲の援助を。
⚫︎暴力的指導は厳禁(こういう時は暴力を振るってもいいんだ、と学んでしまう)
⚫︎抱え込まない。困った時は関係機関で協力していきましょう!

同情して近づきすぎるのは危険(過剰に甘えられる恐れあり)の話は、「近づきすぎると、対象者からあなたの甘えに対する反応を次々に試されます。そして、甘えに対応できなくなると、ホラやっぱりと離れていってしまう」と理解しました。
暴力的指導は厳禁(こういう時は暴力を振るってもいいんだ、と学んでしまう)の話の時は、「子は親の背中を見て育つ」という言葉を思い出しながら聴いていました。

青少協会員としても、保護司としても、また親としても大変勉強になった講演でした。
(としひさ)

*講演内容は講師に了解を得て掲載しています。

タイトルとURLをコピーしました