迷子

としひさより

きのうは、シオン(わが家のワンちゃん 体の小さな方)の祥月命日(しょうつき めいにち*1)でした。わが家に来て19年目に入っていましたが、去年の1月9日にこの世を去りました。わたしたち家族に沢山の安らぎと癒しを与えてくれました。最後は眠るように静かに息を引き取りました。

以前のブログに、『亡くなった人への一番の供養は、その人のことを忘れないことだと教えてもらったことがある』と書いたことがあります。シオンのことを忘れたくなくて、いまも毎朝小さなお皿にドッグフードと水をあげています。ドッグフードは後でレオン(シオンと一緒にわが家に来たワンちゃん 体の大きな方)が食べてくれています。保健所の人の話では「2匹は兄弟犬だろう」ということでした。

妻と結婚してから、記憶にあるだけでシオン・レオン以外に8匹のワン・ニャンがわが家に来ています。1匹だけ親せきから引きとったワンちゃんがいますが、他は全て迷子あるいは飼い主がいないままわが家に来ました。

東京で妻と下宿生活をしていた時も入れ替わりで3匹の子ネコが迷い込んで来ました。大家さんに頼んで飼わせてもらいました。東京を引き払って大分に帰って来る時も3匹目のニャンがいました。わたしが運転する引越トラックの助手席で、妻の膝に乗って一緒に大分まで来ました。

思えば迷子のワン・ニャンがわが家に来るようになったのは妻と結婚してからです。妻はそういう縁(運)を持っている女性なのかもしれません。ふと、『彼女と出会ったとき、わたしも人生の迷子になっていたのかもしれない』などとロマンチックなことを考えてしまいました。
(としひさ)

(*1)祥月命日(しょうつきめいにち): 他界した〇月〇日と同じ○月〇日。シオンは毎年1月9日。

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