答辞

としひさより

大分市内には、28の中学校と義務教育学校(*1)1校があります。きょう、29校すべてで卒業式がありました。

わたしは、地元の大東(だいとう)中学校からお招きをいただきました。コロナ禍により3年ぶりの参列でした。

卒業式は、午前11時に始まり、おごそかに進み、卒業生答辞の番になりました。男女の代表それぞれ1人ずつが壇上に上がっていきました。

卒業生代表から発せられた最初の言葉は、「一生懸命が楽しいという言葉を胸に・・」でした。オヤッと思いました。「楽しんで」は、わたしと妻が、子どもたちにかける「お決まりの言葉」です。子どもたちが遊びに出かける時、かける言葉は「楽しんでね」、大事なサッカーの試合に行く時も「楽しんでね」です。今朝も出かける長男に「楽しんでね」と妻が声をかけていました。

思わず答辞に聞き入りました。「一生懸命が楽しいという言葉を胸に」に続き、コロナで不安がいっぱいだった3年間、そして最上級生としての責任をはたそうと一生懸命頑張った日々、思い出が次々に語られていきます。涙が流れないよう、天井を向きながら聞いていました。

いまも思い出すと少し涙目になってしまいます。素晴らしい2人の答辞でした。感動をもらった1日になりました。
(としひさ)

(*1)義務教育学校: 小学校から中学校まで、9年間の義務教育を1人の校長と1つの教職員組織が一貫して行う学校(碩田学園)です。小中一貫校との違いは、小学校と中学校との間に区切りがあるかないかです。小中一貫校はあくまで小学校と中学校の『連携』ですが、義務教育学校は9年間のカリキュラムを柔軟に、弾力的に組むことができます。

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