消防出初式

としひさより

最近、いろいろな言葉の『語源』が気になります。
『消防出初(でぞめ)式』『書初め(かきぞめ)』、普通に読めば『ではじめ』『かきはじめ』です。なぜ『ぞめ』なのか?短い時間では調べきれませんでした。

代わりに『消防出初式』の由来は分かりました。大分市消防出初式の次第書にも「由来と目的」が書かれていましたが、神奈川県茅ケ崎市のHPに、もう少し詳しい「由来」がありました。
(茅ヶ崎市HPより一部抜粋)
1659年(江戸時代 万治2年)1月4日、老中 稲葉伊予守正則が定火消(じょうびけし*1) 4隊を率いて上野東照宮前で顔見世の儀式「出初」を行い、気勢を上げたことが由来とされています。
このことは、2年前の1657年(明暦3年)に江戸の大半を焼失し、死者10万人ともいわれている日本史上最大の大火災「明暦の大火」により絶望状態にあった江戸の市民に大きな希望と信頼を与えました。
以来「出初」は、毎年1月に上野東照宮で行われることとなり、次第に儀式化され全国でお正月の恒例行事として受け継がれています。

今年の消防出初式が、多くの人に大きな希望をもたらすものであって欲しいと思います。
(としひさ)

(*1)定火消(じょうびけし):明暦の大火の翌年に組織された江戸幕府直轄の消防組織 (ウィキペディアより)

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