二目川百手まつり

としひさより

今年も、490年続く二目川百手(ふためがわ ももて)まつり(*1)に参加させていただきました。去年と同様(ブログR3.1.22)、3本射た矢のうち、1本が的の真ん中に当たりました。当たると、大太鼓が鳴り響きます。大太鼓の音とともに大きな拍手もいただきました。今年も1年が始まったという実感が湧いてきました。

帰りに、『鬼』と書いた、数字の9の形をしたウチワのようなものをいただきました。これまで何十年も、書かれた字は『つのがある鬼』と思っていました。どうやら違っていたようです。百手まつりの歴史を調べていてわかりました。
【書かれた文字は、甲・乙・ムの3文字を組み合わせた『鬼』に似せた文字。甲・乙・ム➡こう・おつ・なし(なし→無→ム)つまり、甲・乙をつけない、差をつけない、年の始めから争いごとをしない、という含みをもっています】
と書いてありました。

鬼ではなく鬼に似せた文字でした。また、知らなかったことが出てきました。先日のブログに、『議員にとって必要な3要素、わたしにとっては、やさしさ、知識、判断力です。知識は、好奇心を失わないことで蓄積していけると思っています』といった趣旨の文章を書きました。(ブログR4.1.15)改めて、知識を蓄積するには好奇心が必要だと実感しました。
(としひさ)

(*1)二目川百手まつり: 大分市二目川地区で毎年1月20日に行われる伝統の民俗行事。490年前、室町時代の天文年間(1532~1555年)に始まったとされる。五穀豊穣や無病息災を祈願する行事。弓矢による射的を行い、1年の吉凶を占う。

タイトルとURLをコピーしました