不登校特例校(ブログR5.1.27)を設置している自治体(市)の担当者と話をすることができました。
担当者の第一声は「不登校特例校について、年間40くらいの議会が視察に来ます」でした。40は、ものすごい数です。時代の先端をいく取り組みで、しかも結果を出している取り組みでなければ出せない数字です。期待が高まりました。
1時間強のやり取りをしました。期待通りでした。出席率が14%だった子が90%になったなど、ほぼ全員の出席率が飛躍的に伸びていました。
1つの学年の定員を6人と小人数にするなど、結果を出せた要因は沢山あります。最も大きな成功要因は、『開設のねらい』の1番を『社会的な自立を支援する場としたい』とし、出席率のアップとしなかったことだと思います。そして、『社会的な自立を支援する場』を実践できたことだと思います。
実践できた最も大きな要因は、『子どもたちへの愛情』だと思いました。担当者の言葉の端々に、子どもたちへの愛があふれていました。お話では、特例校の教職員も「この人なら子どもたちをまかせられるという人」を厳選したそうです。
不登校について考える時、最後の決め手となるのはやはり『人』でした。
(追伸)
最後の文を、はじめは「不登校の問題について考える時、」と書いてしまい、すぐに「問題」を消しました。まだ不登校を問題視する意識(いけないこととする意識)がどこかに残っていました。
(としひさ)