住居表示審議会

としひさより

住民票の住所以外に、自治会や団地開発業者が付けた通称の住所など、2つの住所(2重住所)のある地域が大分市内にはたくさんあります。2重住所の弊害として、「郵便物が間違って届く」「宅配が届かない」といったことなどが起きています。

大分市では2重住所解消のため、現況の街並みに合わせて順序よく建物に番号を付け、分かりやすい住所に変更する作業を、地域住民の皆さんと協議しながら進めています。

その協議結果が『大分市住居表示審議会』で審議され、決定されます。きょう、今年度最初の審議会がありました。最初だったため、一般的な変更作業について説明がありました。

「〇丁目〇番〇号の1番1丁目はどういう方法で決めるのか」については、「主要道路や市役所に1番近いところを1番や1号にし、あとは時計回りに番号を付けていく」という説明でした。

審議会が終わり、しばらく考えてから担当部長に電話しました。「今の1番と1号の決め方では分かりにくい気がします。原則、地図の右上を1番にして時計回りにした方が分かりやすいような気がします。検討してみてください」部長から、「もっと分かりやすい方法について検討してみます」との回答がありました。

もう少しよく考えて、再度部長に電話しました。「住居表示の方法について、さっきはああ言ったけど、今は携帯や車のナビを使って家の前まで行けるし、番号順に並んでいるのならどこが1番でも変わりないことに気づきました。ゴメンなさい。前言の検討お願いしますは撤回します」

部長からは、笑顔と分かる声で「今年度以降、審議会でご審議いただく件数がかなりの数にのぼると思います。その中には大型団地等もありますので、表示ルールが今のままでいいか、点検作業はしておこうと思います。ご指摘ありがとうございました」という、思わぬ回答がありました。

部長に検討をお願いしたのは、明らかに私の考慮不足で、ミスです。そのミスがミスでなくなり、地域住民にとってもプラスになるかもしれない方向に進みました。部長に感謝です。
(としひさ)

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