『第31回 明治地区 小学生ふれあいドッジジボール大会』を開催しました。会場は、明治小学校の体育館です。
2回前の第29回までは、明治青少協(明治地区 青少年健全育成協議会)と明和会(明治地区のボランティア団体)が、それぞれ違う時期に単独で開催していました。コロナ禍により単独開催が難しくなりました。去年から共同開催することにしました。
共同開催2回目となった今年は、本リーグ(小学校4,5,6年生)に10チーム、ジュニアリーグ(小学校1,2,3年生))に5チーム、合計161名もの小学生が参加してくれました。自治会長や保護者など、応援団を入れると総勢300名規模の大会になりました。主催者の一人として、ご参加いただいた皆さまをはじめ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
勿論、まだまだコロナには気を使いました。
開会式はできるだけ短く、10分以内。体育館に入れるのは試合をするチームの選手と応援団のみ。その応援団も、1階フロアの応援スペースにプラスして、窓を開けるための2階の通路を開放し、出来るだけ応援が密にならないようにしました。食事を伴わない午前中だけの大会になるよう、試合形式にも工夫を加えました。
午前中だけの大会でしたが、明治小学校の体育館が、子どもたちの声と応援団の歓声で、あふれかえりました。特に本リーグの決勝戦、連覇を続ける王者「中筋自治会チーム」に混成チームが挑戦する形となりました。
3セットマッチの1セット目、なんと混成チームが取ったのです。「王者が負ける日が来るのか」、会場は中筋を応援する人たちの驚きとどよめき、混成チームを応援する人たちの怒涛のような喜びと歓声に、会場のボルテージは一気に上がりました。
2セット目。残り2秒。混成チーム最後の1投。このボールで中筋チームの1人を倒せば、内野に残った人数は4人対4人で引き分け。3セット目を混成チームが引き分けても優勝という大きな1投となりました。混成チームのエースが至近距離で投げたボール、そのボールを、なんと中筋チームの選手が見事にキャッチしたのです。またもや巻き起こる驚きと歓声。その後もファインプレーの応酬に、会場のボルテージは上がるばかりでした。
最後は王者中筋が混成チームを押し切り、ゲームセット。負けた混成チームの選手たちは、一斉にしゃがみ込んだり、仰向けにひっくり返って天井を見るともなく見ていたり、しばらくは放心状態でした。あっちこっちから、「すごい試合だった」「混成チームよくがんばった」などの声が上がっていました。応援していた他のチームの子がコートの中に駆け寄り、混成チームの選手を慰めている姿を見た時には思わず目頭を押さえました。
子どもたちのひたむきな純粋さと、スポーツのすばらしさを改めて感じた1日でした。
(としひさ)