トキメキと感動

としひさより

「なぜ、植物は歩かないんですか?」

NHKラジオ『子ども科学電話相談』に寄せられた、小学校5年生からの質問でした。「すごい質問だなあ」と思いました。「何にでも興味を持つとはこういうことか」と思いました。司会のアナウンサーさんや回答者の先生方からも、「ハァ~」「ホォ」「オ~」といった驚きや感嘆の声が出ていました。
質問した小学生は、「なぜ?どうして疑問に思ったのかな」という問いかけに、「ハエトリグサとかは動いて食べることができるのに、歩く植物は居ないから」と答えていました。

わたしも、もしかしたら小学生のころは疑問に思ったことがあったのかもしれません。オトナになってからは思いもしない『発想』でした。ふと浮かんできたのは、「トキメキ・感動」という言葉でした。
「時間が経つのを早く感じるのは、トキメキ・感動を感じることが少ないから」と言われています。2023年は、アッという間に過ぎました。トキメキ・感動を感じることが少なかったからだと思います。
「いろいろなことに興味を持てば、トキメキは増える」と、小学校5年生の子が教えてくれました。心を奮い立たせなければ中々『興味』は湧いてきませんが、奮い立たせたいと思います。今年1年の目標が1つできました。

ちなみに、質問への回答は、「結論から言えば、歩く植物は居るんです」でした。これにはビックリしました。2種類の歩く(動く)植物のタイプがあるそうです。
1つは『タンブルウィード(転がる草)』と呼ばれているタイプ。砂漠などをボールのようになってコロコロ転がっている草です。昔、西部劇で見た記憶がよみがえってきました。
もう1つは『クキをのばし、結果として場所を移動する植物』のタイプ。クキをのばした先に草を生やし、次の年には又クキをのばした先に草を生やし、結果として場所を移動していくのだそうです。
(としひさ)

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