社会人になって、最初に教えてもらったビジネスマナーは『名刺交換』でした。就職した会計事務所の所長さんから、「相手の読みやすい向きにして、名刺入れの上に乗せ、両手で渡す」と教えてもらいました。その後名刺交換のマナーを次々に言われるので、「すみません。一度に覚えきれません。紙に書かせてください」と言ってその場は逃げたという懐かしい思い出があります。
他にも「出席・欠席を返信ハガキで出す時、〇をつけないほうは二重線で消し、〇をつけるほうも『御』がついていれば『御』を二重線で消す」や、「往復はがきのあて名が『○〇行』となっていれば『行』を二重線で消し(*1)、返信先が企業や団体の時は『御中』、個人の時は『様』に変える」や、「人を紹介する順番」や「言葉使い」、例えば、「ご苦労さま、は目上の人から目下の人に対して使う言葉で、お疲れさまです、は同等や目上の人に使う言葉」‥など、仕事と共に多くのビジネスマナーを教えてもらいました。感謝しています。
(としひさ)
(*1)『行』の消し方: 「縦書きのあて名の時は縦の二重線、横書きの時は横の二重線で消す。縦書きも横書きも、右上から左下への斜めの二重線で消してもよい」と記憶していましたが、ネット検索すると「縦書きは斜め、横書きは横」のみの記述もありました。