学びの多様化学校

としひさより

全国紙である日本教育新聞の1面に、『大分・玖珠町(くすまち)に多様化学校 新年度から』という見出しがありました。

正式な学校名は『玖珠町立 学びの多様化学校』です。『学びの多様化学校』とは、学校に行きづらさを感じる児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施する学校です。文部科学大臣の指定が必要です。2022年(令和5年)11月現在、文科省の基準に合致した学校は全国に24校(公立14校、私立10校)設置されています。『玖珠町立 学びの多様化学校』が全国紙の1面に載ったのは、おそらく『町立では全国初』だからだと思います。

学校を紹介するパンフレットの一番上には『あなたが主役の学校』という文字がバーンと書かれています。
(以下、パンフレットより抜粋)
・令和6年4月開校予定 公立小中一貫校
・学校に行きづらさを感じているお子様、自分に合った学びのライフスタイルを選択したいお子様に入学・転入いただけます。
【どんな学校?】
1.ゆるやかな通学時間 しなやかな学習スタイル
登校時間は9:30、緩やかな朝のスタート
授業中のクールダウンや、途中下校も可能
2.「個別の学び」で 自分のペースで学べる
一人一人に合わせてニガテはゆっくり丁寧に、トクイはどんどん伸ばす「個別の学び」
3.豊かな探究活動で好きを深める
興味・関心に合わせたプロジェクト型学習で好きを深める
チームプロジェクトで仲間をつくる
【入学対象となる児童生徒】
(1) 玖珠町在住の小学校第1学年から中学校第3学年までの児童生徒
*ただし、玖珠町以外の市町村に住所を有する児童生徒が区域外就学を希望する場合、当該児童生徒が住所を有する市町村の教育委員会と玖珠町教育委員会の協議によりこれを認めることができる。
(2) 病気や経済的な理由を除いた年間30日以上の欠席若しくは不登校傾向にある又は不登校になるおそれがあると認められる者
(3) 児童生徒に本校に登校しようとする意欲があり、保護者の理解も確認できること
(4) (1)~(3)を満たしている児童生徒のうち玖珠町教育委員会が認める者

わたしも小学校3年生の時不登校を経験しました。学校に行きづらさを感じている子どもたちが『学びの多様化学校』で学ぶことにより、自分らしさを見つけてくれることを願っています。
(としひさ)

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