言葉の由来

としひさより

ラジオから「坊主(ぼうず)憎けりゃ袈裟(けさ*1)まで憎い」という言葉が流れてきました。「あるものを憎むとそれに関連する全てのものが憎くなってくる」という意味です。

意味は知っていました。なぜ「坊主=僧侶」なのか?どんな物語があって、この言葉が生まれたのか?知りませんでした。

【 由来 】
江戸時代、引越しや旅をする時には、お寺から出してもらう『寺請証文(現在の身分証明書のようなもの)』が必要でした。江戸幕府がつくった制度です。この制度により、お寺が大きな権力を持つようになりました。次第に多額の金品を要求する僧侶も現れ、庶民から憎まれるようになったことから生まれた言葉です。
(ウィキペディア、Oggi.jp他より抜粋)

なぜ、権力➡汚職という構図が生まれるのか、人間の性(さが)と言ってしまうには悲しすぎる言葉だと思います。
(としひさ)

(*1)袈裟(けさ): 仏教の僧侶が身につける布状の衣装のこと。左肩から右脇下にかける長方形の布。

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