『腸管出血性大腸菌感染症に気をつけましょう』という資料が手元に届きました。
【概要】
令和6年6月19日(水)に大分市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染患者の発生について届出があった。
【病原体】
腸管出血性大腸菌(O157)
【腸管出血性大腸菌とは】
大腸菌の中には食中毒などの原因になるものがあります。これらを総称して病原性大腸菌と呼んでいます。病原性大腸菌のうち、O26・O111・O121・O157などは腸管内でベロ毒素という出血性下痢の原因となる毒素を作るため、腸管出血性大腸菌とも呼ばれます。
【腸管出血性大腸菌感染症の主な特徴】
⚫︎強い感染性
食物にごく少量ついても感染します。タオルや供用の入浴などにより人から人へ感染することがあります。
⚫︎強い毒性
特に抵抗力の弱い5歳未満の乳幼児や高齢者には、腎臓や脳などに重い障害を生じさせることがあります。
⚫︎長い潜伏期間
菌に感染してから症状が出るまで(潜伏期間)が3日〜8日と長く、感染源を特定しにくい。
【主な初期症状】
鋭い腹痛・水のような下痢・鮮血のような血液の混ざった下痢・発熱や吐き気
*たかが下痢と思わず、早めに医療機関を受診しましょう。
*下痢のときには十分な水分補給を。
*自己判断で下痢止めは飲まない。
【予防のポイント】
①よく手を洗う。
②調理した食品は速やかに食べる。
③十分に加熱する。
(としひさ)