視察(姫路市防災プラザ)

としひさより

姫路市の『防災プラザ (防災に関する知識や技術などを体験しながら楽しく学ぶ広場) 』は、地下1階地上6階建て鉄筋コンクリート造りの1階に設置されています。地下には基礎免震装置と飲料水兼用耐震性貯水槽(100m3)を備え、2階〜6階には消防本部、危機管理室、防火防災指導室が入っています。

『ひめじ防災プラザ』の特徴は、【災害体感ゾーン】と【防災体験ゾーン】だと思います。
【災害体感ゾーン】
3Dシアターで、体感を通して地震や風水害、火災などの災害のメカニズムを知るゾーンです。
【防災体験ゾーン】
消火体験コーナー・災害直後のコーナー・煙が充満した真っ暗な中を進むコーナーなど、様々な体験を通して、初期消化、災害直後の対応、避難、応急処置等を学習します。

2007年(平成19年)の運用開始以来、約35万人が利用しています(内、3割が10歳未満)。
事前説明の中に「子どもの時に利用した人が親になって自分の子どもを連れてくることはよくあるが、残念ながらリピーターはほとんどいない」とありました。(市外の人の利用もあると思いますが)単純に考えると35万人×0.7÷52万人(姫路市の人口です)=47%となります。市民の半数近く若しくは、例えば乳幼児を除けば半数以上の人が防災プラザを利用し、防災減災意識を高めている可能性があります。大きな数字だと思います。

大分市も姫路市同様『比較的災害の少ない街』と言われています。大きな違いは、大きな災害(阪神・淡路大震災等)を身近に感じたことが有るか無いかだと思います。事前説明で確認したところ、ひめじ防災プラザの設置は、阪神・淡路大震災を受け、有識者会議を立ち上げたところからから始まったそうです。
もう1つ質問したのは、「防災プラザの利用率向上対策について」です。こちらは「ネット中心の広報」とのことでした。
大分市議会として「災害対策に関する政策提言書」をまとめた時のように、「防災減災意識を高める」ことに視点を置いた活動が必要だと感じました。
(としひさ)

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