大分市議会の取り組みを先進的として他の市議会が視察に来てくれます。視察項目は「若年層との意見交換会(*1)」です。この項目も視察頻度が高く、記憶では今年度だけで3、4回目の視察受け入れだと思います。
若年層との意見交換会は2011年(平成23年)から始めました。目的は、いまは『若年層の政治参加意識を喚起する』としています。この目的は達成できていると思います。
始めた当初の本来の目的は『投票率の向上』でした。議運(議会運営委員会)にオブザーバー参加していた無所属の1期議員の発言がきっかけでした。「もっと議会としても投票率向上に向けて努力すべきではないでしょうか」という発言を受け、生み出されたのが若年層との意見交換会でした。
しかし残念ながら投票率は下がり続けています。大分市議会議員選挙の1985年(昭和60年)2月の投票率は82.47%でした。それが毎回ジリジリと下がり続け、前々回2017年2月にはついに50%を切り、前回2021年2月にはさらに2%下がり46.18%まで落ち込みました。
来年2025年2月の大分市議期議員選挙には、より多くの人が投票に行ってくれることを、いまは願うばかりです。
(としひさ)
(*1)若年層との意見交換会:毎年後大分市内の高校、大学(短大を含む)、専門学校各1校以上と意見交換会をしています。